変形性股関節症

 

『長時間歩くと股関節に痛みや違和感が出てしまう』

『股関節に重だるさを感じる事がある』

『数歩、歩くだけで痛みがでてしまう』

『歩き出すと痛みが出るが、何分か歩いていると楽になる』

『階段の上り下りで股関節に激痛が走る』

『長い間股関節の痛みに悩んでいる』

 

変形性股関節症は股関節に痛みが走る代表的なもので、主に股関節に痛みが出て、歩行など動かすことが難しくなる病気です。

変形性股関節症は、症状が進行してしまうため、放置したままだと症状が悪化してしまう可能性があります。なぜ症状が進行してしまうのか?それは、日常生活で歩行するたびに股関節に負担がかかり、状態を悪化させてしまうためです。

 

では変形性股関節症になるとどのような症状になるのか

 

・初期症状:歩行時などに、股関節に少しの痛みや違和感が出る。

長時間の歩行で、股関節周りに違和感や痛みが出る事がある。

激しい運動をした後に、股関節周りに痛みが出てしまう。

お尻周りや足の付け根に、重だるさを感じる事がある。

歩き始めなど動作の始めに股関節に痛みが出る。

股関節だけではなく膝や足に違和感を感じる事がある。

以上の軽い症状でも、放置してしまうと進行期に移行してしまいます。


・進行期:動いている時だけではなく、常に股関節に痛みが出てしまう。

股関節の痛みが常に出てしまう。

最初に比べると痛みが増してきた。

股関節を動かせる範囲が変わり、脚を上げにくくなった。

脚を組んだりあぐらをかく動きが辛くなった。

足に力が入りずらくなった。

股関節の痛みから歩く事が辛くなり、外出が減った。

進行期に入ってしまうと、股関節に骨棘と言われる変形がおこってしまい、この骨棘が刺激になり日常的に痛みが出てしまいます。

歩行時などの動作をした時にも痛みが強く出てしまい、歩行が難しくなり、脚をあげたりする範囲が狭くなるなども特徴です。


・末期:強い痛みにより、ますます歩くことが難しくなる。

歩行時だけではなく常に股関節に痛みが出てしまう。

痛みがない時期と歩き方が変わってしまい、足を引きずるような歩行になってしまう。

股関節の痛みから動かせる範囲がかなり狭くなってしまった。

筋肉が落ちてしまい脚が遅くなってしまった。

左右で脚の長さに違いが極端に違う。

症状の進行が進み、症状が末期になってしまうと股関節の変形がかなり進んでしまい、その対処として手術が適応されるケースがほとんどです。

 

変形性股関節症は大きく2つに分けることができます。

それは、原因がはっきり分かっているものと原因が曖昧なものの違いです。

原因が明確な2次性変形性股関節症は、以下のような要因が考えられます。

 

・先天性股関節脱臼

・臼蓋形成不全 

・大腿骨骨頭壊死

・大腿骨頭すべり症

・ペルテス病

・感染症

・大腿骨骨頭付近の骨折 など

 

これらは整骨院・鍼灸院の適応外です。股関節の痛みが長引く場合は一度、病院で医師の診察を受けることをお勧めします。

その一方、ハッキリとした病気でないものは「一次性変形性股関節症」と呼ばれます。

一次性変形性股関節症は以下の要因から来ると言われています。

 

・体重の急激な増加

・加齢

・筋力の衰え

・股関節へかかる負担が多い運動やスポーツをしている。

 

これらは、生活習慣から来る股関節の不具合・痛みが特徴になります。

「病院を受診したけど、診断名がつかずに鎮痛剤と湿布薬だけ出された」

こういった一次性変形性股関節症の場合は当院にお任せください。

 

ストレッチや関節モビラリゼーション(モビライゼーション)で、股関節の動きを改善し、自分で出来る運動療法のアドバイスもさせて頂きます。