股関節は強固な靭帯で守られている、非常に強い関節です
病院でのレントゲン検査で「股関節と骨盤の間が狭くなっている」「先天性股関節脱臼」と診断された方など様々です。しかし、股関節が悪くて生まれてから今までずっと股関節が痛いと訴えている人に会ったことはありません。
レントゲン検査の結果、あまり良い状態ではないとしても、股関節の痛みの根本的な原因に「筋肉量」と「柔軟性」の関係が大きくあります。
股関節は身体を支える骨盤の「基礎」となる部分です。姿勢バランスが崩れてくると股関節は変位します。
背中を丸めていると身体の重心は後方に偏り、股関節は後方変位します。さらに、前後の靭帯が緩み寛骨臼の前上方部が大腿骨頭を圧迫し痛みが出ます。・「歩くときに足の付け根が痛む・・・」
・「スポーツなどで走ると股関節が痛む・・・」
・「股関節の動きが悪い・・・」
・「しゃがんだりするときに痛みがある・・・」
・「股関節の痛みで歩きづらい・・・」
・「ダイエットをしても昔より痩せにくくなった・・・」
・「股関節を庇って、膝痛、腰痛まで出てきた・・・」
・「長時間立っていると殿部が痛くなる。または叩きたくなる」
股関節の痛みは、股関節の構造的な問題からくる事が多いです。
というのも、股関節やその周辺は上半身と下半身をつなぐ場所で、普段からかなりの負荷(上半身の荷重)が掛かっています。
股関節の場所は、ちょうど太ももの付け根の関節です。
荷重関節と言われてて膝関節と同様体重がかかる部位です。
形状は、どんぶりのような受け皿に大きな頭(大腿骨頭)がはまり込んでいる形です。
体のバランス自体が崩れてしまったり、座り方や歩き方の悪いクセがあると、さらに大きな負担を受けてしまいます。
スポーツでよくある動作として、ストップ&ダッシュや深くしゃがみこむなどの動作により、腸腰筋と呼ばれる股関節周辺の筋肉に負荷がかかってしまう場合(腸腰筋腱膜炎)では、長時間座ったままでいると股関節や腰にだるさや痛みを感じることがあります。
また、関節には動きをスムーズにするための潤滑液が入った滑液包をいうものがあり、運動のしすぎによってこれが刺激されると、股関節の外側または滑液包自体に痛みをを感じる場合(転子滑液包炎)があります。
股関節自体に強い圧迫や外傷が加わる場合は、外則上方に痛みが現れやすく、関節自体を動かすことが難しくなり、腫れや内出血が見られることが良くあります。
筋肉だけが原因ではなく、股関節や体自体の歪み(加齢による骨格の変形)が原因の場合もあります。
股関節の痛みの原因は様々ですが、共通している部分としては、股関節自体への負荷があります。
スポーツや交通事故など、外傷性の痛みが出ることもありますが、そういったものがない場合は使いすぎや、体の使い方自体が原因になります。
また、体のバランスが崩れてしまうことによって股関節への負荷が増大し、痛みが出やすい体になってしまうのです。
股関節はもともと広い可動範囲をほこる関節です。
曲げる、反らす、ひねる等の動きを自由自在にできなくてはいけません。
股関節に悩む方はこれらの動きのどれかが損なわれる方がほとんどです。
それによっていつも決まった関節の動きをしてしまい、同じところに負担が集中し、一度動きの悪さがでると膝の方まで影響は広がってしまったり腰や骨盤にも悪い影響を与えます。
そのため、整骨院・整体院・鍼灸院で「正しい姿勢バランス」を整える施術を行っています。
さらに、筋緊張の原因である骨格のバランスも整える事で、筋肉が持つ本来の動きを取り戻して血流を良くし、股関節痛の改善へと繋がります。