膝の痛みは、病院でのレントゲン検査で「すり減っている」「変形している」「骨と骨の間が狭くなっている」「老化」と診断されたと言われる方が多くいらっしゃいます。

そもそもヒザは、どこが悪くて痛みを出しているのでしょうか?
基本的に、人間の関節の中には神経はありません。すり減っていようが、変形して狭くなっていようが関節の中の痛みは感じる事はありません。老化であれば誰の身にも起こり進んでいきますので365日24時間痛むはずです。

 

変形性膝関節症や、ヒザで痛みを訴える患者さんのほとんどはヒザ周りの筋肉(内側広筋・外側広筋・大腿四頭筋)が落ちています。

『運動していますか?』と訪ねると『歩いています』とおっしゃる方がいますが、筋肉が落ち痛みがある状態では、歩き方も痛みをかばうよう筋肉も関節も最小限に使う歩き方となり、長時間歩く事もできません。ヒザの筋肉トレーニングとしてはあまり効果は期待できません。
この場合、痛みが増すばかりのため、まずは痛みを取る治療を行っていきます。
関節に可動をつけて、ヒザ周りの筋肉(内側広筋・外側広筋・大腿四頭筋)に電気治療器で刺激しつつ、痛みも取っていきます。

 

足首の捻挫をしたらなるべく早く治療を受けましょう。治療が遅れると捻挫部分が固まってしまい、新たな怪我を引き起こす原因となります。

何度も捻挫を繰り返すと、足首が硬くなってしまい柔軟性が失われていきます。

 

捻挫をした直後はアイシングです。約10間冷やします。

通常以上に伸ばされた筋膜・靭帯・筋繊維などから出血しています。アイシングで患部の出血を止めます。
その後、電気治療器で治療部位の表面から深部までリズミカルに刺激を送る事で、疼痛緩和効果が期待できます。

 

足底で痛みの出る部分は主に「踵(かかと)周辺」です。足底腱膜は足の裏についており、足底のアーチを作りバネの役割を果たす事で、衝撃吸収をしています。

ここが酷使されると、足底腱膜が繋がっている踵が引っ張られて炎症を起こし痛みが出ます。

治療法は足底腱膜の炎症の解消です。

 

外反母趾は女性に多い症状です。その原因は足裏にあります。

親指のつけ根・小指のつけ根・踵の3点を結ぶ靭帯と筋肉が弱り、アーチが崩れる事で外反母趾が起こります。
人体の骨の1/4が足に集まっています。アーチは身体を支える土台です。二足歩行が行えるのもアーチのお陰です。
外反母趾とは、足の親指が「脱臼」している状態です。
外反母趾の初期症状は関節がズレかけている時は痛みが出ますが、完全に脱臼してしまうと痛みが弱くなり、治ったと勘違いして放置してしまう方が多くいます。
外反母趾といえば、ヒールなどの靴が原因というイメージがありますが、外反母趾の原因は「踵」が原因で起こる事が多くあります。

踵が内側に傾きアーチが崩れる事で、足の親指の骨が踵と同じようにねじれ外反母趾となります。

なので、原因の根本である踵の傾きを矯正していきます。

足の底の筋力をつける運動も指導していきます。