『膝の内側に痛みがでる』
『激しい運動をした後、膝の痛みが増してしまう』
『階段の上り下りや長時間の歩行が辛く、外出がしたくなくなった』
『膝の曲げ伸ばしをすると激痛が走る』
『膝の痛みのせいでなかなか夜寝付けない』
鵞足炎のおもな症状として、膝の内側にある鵞足といわれる所に炎症がおこり、その結果として同じ所に激痛が走るものをいいます。
鵞足と言われる場所は半腱様筋、薄筋腱、縫工筋腱の3つの筋肉が集まった部分になり、後ろから見るとガチョウの足にみえるためこのような名前がつきました。
また、鵞足のある所に膝を保護するための内側側副靱帯があり、膝を曲げ伸ばした際に鵞足と内側側副靱帯が擦れてしまい、炎症がおきるのです。
ジャンプやダッシュ動作などの激しい運動により膝の内側に負担がかかり、炎症が発生し、痛みに繋がってしまいます。炎症がおきてしまうと歩行時や階段の上り下りで膝に激痛が走るようになり、生活に支障をきたしてしまう状態になってしまいます。
鵞足炎の主な原因として考えられることが、膝の使いすぎ(オーバーユース)によるものが考えられますが、激しいスポーツをしていない方も発症するケースがみられます。
先ほども少し書きましたが、鵞足といわれる部分と内側側副靱帯という膝の内側にある靭帯が、膝を曲げ伸ばしをした際に擦れてしまうことで炎症が起き、痛みにつながるものが鵞足炎になります。
この鵞足炎になりやすいスポーツとしては、一般的には膝に負担がかかりやすいサッカーやランニング、バスケットボール、ラグビーなどの種目が知られています。
また、他の要因としては、姿勢の悪さや身体の歪みになります。
炎症が起こる膝の内側に負担のかかりやすい姿勢を長時間とることで、発症する場合があります。
例として、片方の足に体重をかける癖や横座りなどの座り方を長時間続けることで、膝の内側に負担がかかり、鵞足炎の原因になるケースもあります。