捻挫

 

「関節に無理な力がかかり、骨と骨とをつないで固定する役割をもつ靭帯が損傷すること」

を『捻挫』と言います。

 

損傷の度合いは、靭帯を軽く伸ばした程度の軽いものから、重いものになると靭帯が完全に断裂してしまうものまで様々です。

 

捻挫は、運動許容範囲を超えて負荷がかかるときに起きる外傷です。

運動中のアクシデントや日々の生活で転倒した際などに、 手首や足首をひねり、骨と骨の繋ぎの役割をしている関節部分が傷つくことで起きます。

ひどい場合には、骨や靭帯が傷つき、骨折や靭帯断裂の可能性があります。

 

「捻挫くらい 放っておけば、そのうち治るだろう」

と甘く見ていると、どんどんクセになってしまいます。

 

一度捻挫をすると関節に「緩み」が生じてしまいます。

捻挫をしてしまった際に、この「緩み」を『固定』処置しなければ、靭帯が緩んだままになってしまいます。

靭帯の状態が悪い状態のまま怪我が癖づいてしまうと、その後も怪我をしやすくなったり、後遺症が残ってしまうケースもあります

 

よく耳にする「捻挫がくせになる」というのは、一度起こしてしまった捻挫を的確に処置しなかったことにあるということです。 

 

捻挫の場合は、筋繊維や靭帯が損傷し、炎症を起こしていることが多いです。

また、怪我をした患部を守ろうと周りの筋肉や靭帯のバランスが崩れている状態であることがほとんどです。

経過観察してもなかなか症状自体の状態は上がりません。

 

整骨院・整体院・鍼灸院の調整プログラムで怪我をしている患部だけではなく、周辺の筋肉や関節、土台である骨盤などを調整し、より治りが早く、後遺症が残らない状態を目指します。

 

 

捻挫・挫傷等の施術では、はじめ、怪我をしている場所を触らないため不思議に思う方もいらっしゃいますが、実は人体の構造上全てが繋がっていますので、こういった手順で施術を行っています。

 

また、スポーツ選手の場合、痛みが取れたら終わりではなく、クセになりにくい足首を作って行くというアフターケアもしっかりとする事で、スポーツのパフォーマンスも上昇します。